看護師・支援職のための相談支援入門
リカバリーセラピスト養成講座でも大切にしている、本質的な支援の視点をわかりやすくお伝えします
今回は、内容ごとに2つのセミナーをご用意しています。1,本質的な支援の土台を学ぶ回と、2,相談支援を仕事として形にする回から、関心に合わせてお選びいただけます。
※ 単独参加可能・Zoom開催・各90分
相談支援の仕事に興味はある。でも、自分にできるのか分からない。学んでも、仕事につながらない人が多いのはなぜなのか。
このセミナーでは、こころ・からだ・人間関係・お金を切り離さずに見る本質的な支援の視点と、相手が変わりにくい理由、支援者自身に必要な自己理解、そして相談支援を仕事として形にしていくための土台を整理していきます。
相談支援を深めたい方にも、仕事として考えていきたい方にも、まず必要な視点を整理するための時間です。
看護師として働く中で、もっと話を聞きたかった。もっと深く関わりたかった。その人の背景や気持ちまで含めて支えたかった。そう感じたことがある方は少なくないと思います。
病気や症状だけではなく、こころの状態や家族関係、働き方やお金の不安まで含めて、本当はその人の苦しさはつながっている。そう感じる場面があっても、現場ではそこまで丁寧に関わることが難しいことも多くあります。
限られた時間の中で、目の前の業務を回すことが優先される。制度や役割の中でできることにも限界がある。もっと関わりたい気持ちがあっても、現実には十分に時間を取れない。そんなもどかしさを抱えてきた方も多いはずです。
その一方で、今の働き方そのものに限界を感じている方も増えています。
体力的にきつい。夜勤や不規則勤務が続くことで、心身の負担が大きい。責任が重いのに、気持ちを置いていく余裕がない。家庭や子育てと両立しづらい。もっと柔軟に働きたいと思っても、選べる働き方が少ない。環境を変えても、同じような苦しさを繰り返してしまう。そんな現実に直面する方も少なくありません。
だからこそ今、看護師として培ってきた経験や知識を活かしながら、もっと本質的に人と関われること。そして、自分自身も無理をしすぎず、より柔軟な働き方ができること。その両方を求めて、相談支援という働き方に関心を持つ方が増えているのだと思います。
心理やカウンセリングを学んできた。誰かの役に立ちたい気持ちもある。それでも、いざ仕事として形にしようとすると、急に迷いや不安が強くなる方は少なくありません。
たとえば、こんなつまずきがあります。
学んできたことはあっても、お金をいただいて関わるとなると急に自信がなくなる
相手の課題と自分の課題を分けきれず、必要以上に背負ってしまう
線引きに罪悪感が出て、時間や気力まで削ってしまいやすい
頼られることは嬉しい反面、相手の自立を妨げてしまわないか不安になる
役に立ちたい気持ちはあっても、何をどこまで提供し、どう継続可能な形にすればいいか分からない
支援することが自然な分、無償で抱え込みやすく、気づかないうちに疲弊してしまう
周りの発信や実績を見るほど、自分は何を大切にしたいのかが見えなくなる
想いだけでは続かない。
知識だけでも深まらない。
やり方だけ学んでも、うまくいかない。
ここに、相談支援という仕事の難しさがあります。
でも同時に、
うまくいかないことにも、必ず理由があります。
何が足りないのか。
どこでつまずきやすいのか。
何をどう整理すれば、
深い支援と仕事としての形の両方が見えてくるのか。
そのポイントが分かると、
支援の質も、仕事の作り方も、
大きく変わっていきます。
そして何より、
患者さん、クライアント、お客様など、
関わる人たちに希望を届けられること。
人の変化や成長に立ち会えること。
そこには、相談支援ならではの大きなやりがいがあります。
こうした喜びや、
心の底から感じられる安心感、希望を、
もっと多くの看護師・支援者に感じてもらいたい。
そして、その想いを持つ人が、
無理なく、長く続けられる形で仕事にできるように支援したいと考えています。
心の不調、身体の不調、
人間関係のもつれ、
お金の不安、
働き方の迷い。
こうした悩みは、
一見それぞれ別々の問題のように見えます。
だからこそ、
世の中にはそれぞれの悩みに対する専門家がいて、
それぞれに対処法や支援方法があります。
もちろん、それらは大切です。
ですが現実には、
同じ助言を受けても動ける人と動けない人がいる。
やり方を変えても改善する人と、
繰り返し同じ苦しさに戻ってしまう人がいる。
その違いを生む大きな要因のひとつが、
認知、観念、そして本人にとって当たり前になっている前提です。
人は、事実そのものだけに反応しているわけではありません。
その出来事をどう受け取ったのか、
どんな意味づけをしたのか、
何を怖いと感じたのか、
どんな感情が未整理のまま残っているのか。
そうした"行動の手前"にあるものが、
選択や反応を大きく左右しています。
だからこそ、
表面的な問題だけを見て対処するのではなく、
その人の中にある認知や前提、
言語化されていない感情まで整理できるようになると、
一つの悩みがほどけたことで、
他の問題まで動き始めることがあります。
私たちはこれまで、
こうした無意識の前提や感情を丁寧に扱う教育を、
十分に受けてきませんでした。
だから時間がかかるものと思われがちですが、
実際には、
根本に近い部分を整理できるほど、
費用対効果の高い関わりになることも少なくありません。
相談支援は、単に話を聞くだけではありません。
その人の中にある「見えない苦しさ」に気づき、
言葉にし、整理していくことで、
症状の軽減だけでなく、未来への可能性まで広がっていきます。
ここでは、リカバリーセラピーを通じて変化が起きた実例をご紹介します。
長年パニック発作に悩み、電車や人ごみへの強い不安を抱えていた方がいました。
誰かの手を借りなければ行動できないことに対して、「人に迷惑をかけている」と感じてしまい、自己肯定感も下がり、行動範囲が狭くなっていました。
60分のセッション後、不安は大きく軽減し、
電車に乗ったり、人ごみに行ったりできるようになりました。
さらにご本人からは、
「あんなに怖かったのに、人と話すことへの不安も減って、人に相談しやすくなったし、参観日も楽しくなった」
というお声もありました。
「学校に行きたくない」「フラフラする」と訴え、登校しようとするとパニック状態になってしまうお子さんがいました。
セッションでは、身体症状の裏にあった感情、たとえば
「本当は自分のことを嫌っているのではないかという不安」
「信頼されていない悲しさ」
「自分なんていない方がいいのではないかという恐怖心」
「自分の意見を言うと変に思われる怖さ」
などを、一つひとつ丁寧に言葉にしていきました。
その結果、強かった恐怖が30分後には感じなくなる体験を複数回重ね、3か月で復学。
放課後には、毎日友達と遊んで帰ってくるまでに回復していきました。
さらに、初対面の人にも自分の意見を言えるようになり、自分の考えを言葉にすることも増えていきました。
嫌なことがあった時には、小さなことでも気持ちを伝えられるようになり、回復のために必要な行動を自然に取れるように。
感情も安定し、不眠や頭痛、アトピーの症状も軽減していきました。
→ 単に学校に行けるようになっただけではなく、自分の気持ちを表現し、安心して人と関われる力まで育っていきました。
うつ状態や引きこもりがあり、意欲が出ず、家に閉じこもる生活が続いていた方がいました。
セラピー後は、人への不信感がやわらぎ、身体もラクになり、日中に活動できるようになりました。
ご本人からは、
「怒りが収まり、ニュートラルに捉えられるようになった」
「目の前が暗い感じだったのが、視界がクリアになった」
という声もありました。
→ ただ外に出られるようになっただけではなく、人や出来事の受け取り方そのものが変わり、日常を前向きに感じられるようになってきました。
夫からモラハラ・DVを受け、適応障害や不眠などの不調を抱えていた方がいました。
セラピー後は、睡眠の質や心身の不調が改善。先天性の心疾患もある中で、心機能のデータにも改善がみられました。
相手と話すこと自体にも強い怖さがあり、調停となっていましたが、関係性にも変化が生まれ、相手に対して直接言いたいことを伝えられるようになりました。
離婚前よりも本音で話し合えるようになり、一緒に出かけたり、家族で食事をしたりできる関係にまで変化していきました。
さらに、新しい挑戦への意欲も生まれ、資格取得や学びにも進んでいかれました。
→ 不調の改善にとどまらず、人間関係の再構築や、自分の未来に向かって動き出す力につながっていきました。
私たちが大切にしているのは、
「元に戻ること」だけではありません。
その人が安心感を取り戻し、
人との関わりや未来の選択肢まで広げていけること。
だからこそ、
症状の軽減だけでなく、希望や成長につながる変化が起きていくのです。
こうした変化を、一人でも多くの方に届けていきたい。
そして、その支援ができる看護師・支援者を増やしていきたい。
それが、このセミナーを開催する理由です。
ただし、
こうした深い支援をしていく上で、
とても大きな影響を持つのが、
支援者自身の認知の偏りです。
相手が言葉にできていない問題を支えるには、
質問力と見立ての深さが必要です。
でも実際には、
支援者自身が持っている
当たり前の受け取り方や価値観が、
そこを止めてしまうことがあります。
相手が苦しそうな表情を見せると、
それ以上聞けなくなってしまう。
沈黙になると、
何か話さなければと思ってしまう。
「怒られたから怖かった」
という言葉だけで納得して終わってしまう。
けれど本当は、
そこから先にこそ、
その人の苦しさの本質が隠れていることがあります。
同じ「怖い」でも、中身は人によって全く違います:
そこをどこまで見立てられるかで、
支援の深さは大きく変わります。
そして、その深さを左右するのが、
支援者自身が何を当たり前と感じているか、
どこで止まりやすいか、
どんな感情に影響を受けやすいかです。
海外の一部の心理支援教育では、
個人セラピーやスーパービジョンを通して、
支援者自身が自己理解を深めることが重視されています。
それは、
支援の質が、知識や技法だけでは決まらないからです。
どれだけ理論を知っていても、
支援者自身の未整理な感情や認知の偏りが強いと、
相手を見ているようでいて、
自分の価値観を重ねてしまうことがあります。
日本でも自己理解やスーパービジョンの重要性は語られていますが、
現実には、
手法や知識を学ぶことが中心になりやすく、
支援者自身の問題解決や内面整理に
十分な時間をかけられていないケースも少なくありません。
🌍 国際基準:心理療法士の自己分析義務
欧米の心理療法士は、資格取得の過程で100〜300時間の自己分析・教育分析を受けることが義務付けられています(IPA、UKCP、APA等)。
また、資格取得後も継続的なスーパービジョン(指導)と定期的なセルフケアが制度として整備されています。
| 項目 | 海外の心理療法士 | 日本の心理資格 |
|---|---|---|
| 自己分析・教育分析 | 100〜300時間必須 | 明確な時間数規定なし |
| 継続的なスーパービジョン | 定期的に義務化 | 推奨レベル |
| セルフケアの制度化 | 制度として整備 | 個人の裁量 |
| 支援者自身の内観重視 | ◎ 最重視 | △ やや不足 |
※ 日本の臨床心理士・公認心理師などの資格では、明確な時間数の規定がなく、民間の心理カウンセリング講座ではさらに短いのが現状です。
つまり、「支援する前に、自分自身を理解する」ことが、世界標準では不可欠とされています。
このセミナーでは、その視点をしっかりと押さえます。
だからこそ私たちは、
どう関わるかという技法の前に、
支援者自身の認知や感情の構造理解が必要だと考えています。
セミナー1・2ともに単独参加可能です。
興味のあるセミナーだけ受講してもOK。もちろん両方の参加も歓迎です。
今回、セミナーにご参加いただいた方には、
初めての方限定で、
通常5,500円の個別セッションを特典としてご案内します。
このセッションでは、リカバリーセラピーの視点をもとに、
ご自身のつまずきや苦しさ、なぜそこに引っかかりやすいのかを整理しながら、
実際に深掘りを体験していただきます。
相談支援を学ぶ前に、まず自分自身の認知や感情のクセに気づくこと。
そこに触れてみることで、本質的な支援とはどういうことなのかを、
頭だけでなく体感として理解しやすくなります。
※ この特典セッションは、リカバリーセラピーの個別セッションをこれまで受けたことがない方のみ対象です。
すでに一度でもセッションを受けたことがある方は、対象外となりますのでご了承ください。
※ セミナー1・セミナー2ともに単独参加可能です。
興味のある部だけの受講でも、両方の受講でもOKです。
※ お申し込み・決済後、参加用のZoom URLをメールでお送りします。
※ クリックすると申し込みページに移動します
✨ 参加者特典あり
初めての方限定で、通常5,500円の個別セッションをご案内します
ご自身のつまずきや苦しさを深掘りし、リカバリーセラピーを体験できる機会です
※過去にセッション受講歴のある方は対象外です
リカバリーセラピスト養成講座が気になっている方
看護師経験を活かして相談支援の仕事をしたい方
カウンセリングや支援を学んでも、実際の変化につながる感覚が持てなかった方
自分の関わり方に限界や迷いを感じている方
個人向け、法人向けを含めて支援の仕事の可能性を知りたい方
深い支援と、仕事としての継続の両方を大切にしたい方
このセミナーは、いきなり技術を詰め込む場ではありません。
また、その場で全てを習得するための講座でもありません。
まずは、相談支援に必要な本質的な視点を整理し、
自分に必要な土台は何かを見つめるための時間です。
支援を深めたい。
相談支援を仕事にしたい。
でも、自分に何が必要なのかをまだ言葉にしきれていない。
そんな方にとって、最初の整理の場になればと思っています。
一般社団法人FP看護師パートナー協会 代表理事
看護師 / FP / カウンセラー(認知行動療法×読心術)
上級ハラスメントマネージャー
臨床14年の看護師経験を持ち、自身も長男1歳のときに月80時間の残業でうつを発症、ネグレクト状態に。
その経験から「支援する側にも自己理解が必要」と痛感し、認知行動療法・FP・カウンセリングを統合した支援を体系化。
現在は、看護師・支援職向けにカウンセラー養成事業、シングルマザー支援者養成事業、こども家庭庁の補助事業でシングルマザー支援事業、産業保健事業を展開。
「支援者が自分の認知の歪みを解消してから、クライアントに向き合う」ことを重視し、
病気・離婚・虐待・ハラスメント・不登校などの超早期発見と予防を目指している。
A. はい、ご参加いただけます。
このセミナーは、臨床経験の長さを問うものではなく、相談支援に必要な視点や土台を整理する内容です。これから働き方を広げたい方や、相談支援に関心がある方にも役立つ内容です。
A. はい、参加可能です。
看護師・支援職の方をイメージして構成していますが、相談支援に関心がある方であれば、職種を問わず学んでいただけます。
A. はい、大丈夫です。
このセミナーは、すでに知識や資格がある方だけに向けた内容ではありません。これから相談支援を学びたい方にとっても、土台となる視点を整理しやすい内容です。
A. はい、大丈夫です。
セミナー1は「本質的な支援の土台」、セミナー2は「相談支援を仕事として形にする視点」がテーマです。お申し込み時に、ご希望の参加内容を選んでいただけます。
A. 迷う場合は、セミナー1からのご参加がおすすめです。
セミナー1では、なぜ人は変われないのか、なぜ支援が浅くなってしまうのかといった土台を整理します。そのうえでセミナー2に進むと、仕事として形にする視点が理解しやすくなります。
一方で、すでに相談支援の仕事を考えていて、仕事化の部分に関心が強い方は、セミナー2からでもご参加いただけます。
A. はい、あります。
セミナー1で支援の本質を理解し、セミナー2でそれを仕事としてどう形にしていくかを考えることで、学びと実践がつながりやすくなります。深い支援と、継続できる働き方の両方を大切にしたい方には、両方の参加がおすすめです。
A. いいえ、そのようなことはありません。
このセミナーは、相談支援に必要な視点を整理し、自分に必要な土台を確認するための時間です。まずは学びの機会としてご参加いただければ大丈夫です。
A. 申し訳ありませんが、録画のご用意はありません。
当日リアルタイムでご参加いただける方を対象としています。日程をご確認のうえ、お申し込みください。
A. このセミナーは、技術を詰め込む講座というより、相談支援に必要な本質的な視点や土台を整理するための内容です。
そのため、すぐに手法だけを増やしたい方よりも、なぜ支援が深まらないのか、なぜ仕事として続きにくいのかを構造から理解したい方に向いています。
A. いいえ、違います。
このセミナーは、相談支援の視点や構造理解を学ぶための教育コンテンツです。診断や治療を目的としたものではありません。
A. 特典の個別セッションは、リカバリーセラピーの個別セッションをこれまで受けたことがない方のみ対象です。
初めての方限定のご案内となりますので、すでに受講歴のある方は対象外となります。
A. リカバリーセラピーの視点をもとに、ご自身のつまずきや苦しさ、なぜそこに引っかかりやすいのかを整理しながら、深掘りを体験していただきます。
頭で理解するだけではなく、実際に体験することで、本質的な支援の感覚をつかみやすくなる内容です。
A. すぐに使えるテクニックだけを増やしたい方や、短時間で答えだけを知りたい方には、少し合わないかもしれません。
このセミナーでは、表面的なやり方ではなく、支援の背景にある構造や、支援者自身の在り方まで丁寧に見ていきます。
学びを仕事にできる人と、できない人の違いは、
「軸があるかどうか」です。
このセミナーでは、
支援の本質、自己理解、そして仕事化の土台を
90分で整理します。
単なる知識提供ではなく、
「あなた自身の軸を見つける場」です。
※ 第1部・第2部ともに単独参加可能
あなたの看護師経験は、
もっと深く、もっと自由に活かせます。